Thursday, February 26, 2009
樹木図鑑【タラヨウ】
雌雄異株で、5~6月ごろに花を咲かし、11月には赤い果実を熟します。
「これは、なんて木だろう?」と、ずっと悩んだ結果、やっとこさ名前が判明したので、記憶にこびりついています。
このタラヨウの最大の特徴は、葉の裏を傷つけると黒くなり文字がかけることです。(←左の写真の「IFSA」の文字に注目)
インドで経文を書くのに使われたタラジュ(多羅樹)の葉も、このような性質をもっており、そのことからタラヨウ(多羅葉)という名前になっているそうで。
タラヨウの葉はデカイです。厚くて大きいその葉は全長20cmぐらい。
でかくて、文字がかける…つまり、ハガキみたいなやつです(笑)
と、思っていると、意外や意外。日本では、葉がハガキのような役割をすることから、「葉書の木」もしくは、「郵便局の木」と呼ばれ、郵便局の敷地内に植林されていることが多いらしーです。
この「葉の裏を傷つけると、黒くなる」という現象は、科学的には、傷口からでるタンニンが酸化した結果、黒色化する、とういうことだそうです。
…よくわかりません。
詳しい反応機構とかは調べましたが、まとめるのが難しいので、分かりやすい解説の載っているサイトを紹介しときます。許してね。
(日本植物生理学会 http://www.jspp.org/17hiroba/question/index.html)
ちなみに、この黒い跡は、20年以上保存することが可能らしいです。まさにハガキです。
written by ryousuke yamamoto
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