Wednesday, February 18, 2009

樹木図鑑 番外編 府立植物園編



2月11日、府立植物園を散策してきました。
まず向かった大温室前の盆栽にはもう小さな春が訪れていました。
  We visited the Kyoto Botanical Garden.
In a Bonsai in front of the greenhouse, we found a little "spring".


【梅 Ume】
学名:Prunus mume
梅は中国南部原産で、日本には奈良時代以前に中国文化とともに遣唐使が薬木として持ち帰ったといわれています。
それから「花も実もある」木として大切にされてきました。香りのよさは古くから好まれ、多くの短歌にも詠われました。
The scent of ume flower has been loved from old days, and can be found in many poets.

東風吹かば匂い起こせよ梅の花主なくとも春を忘るな
菅原道真

perfume plum blossoms
riding on Easterly Wind
remember springs
even without your master

さてさて、大温室に足を踏み入れるとそこは、春なんかではなく、Tropical Island! :)
冬の閑散とした山を歩いてきた後で、色とりどりの熱帯の植物をみるのはなんか変な気分。目がちかちかする。
通り過ぎるのはすぐだけど、少しゆっくり目をむけながら歩くと進化と適応の不思議さを改めて感じます。
温室の中でもそれぞれ個性的に生きてるけど、本物の熱帯雨林はずっと力強くて分からないものだらけに違いない。

乾燥地帯の植物は変わった名前のものがたくさん。
中でもとびきり変な名前だったのがこの・・・・・





・・・き、奇想天外って!


一生に2枚の葉しか出さない植物という非常に変わった植物だそうです。そのまんま!
とっても長生きで、2000年も生きものもあるのだということです。そっと葉に触ってみたら、かたくて簡単には破れたりはなさそう。

どんな植物なのかは是非植物園に足を運んで探してみてください。

砂漠の部屋を抜けると、外は冷たい雨がふっていました。
大温室はとっても楽しかったけど、やっぱり、四季のある日本の育った植物を見ると安心するなぁ、なんていう感想を持ちながら閉館時間前の少しさみしい植物園を後にしました。

Written by Ayaka Kobayashi







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