Wednesday, November 9, 2011

秋の京都府立植物園

11月3日、秋の植物たちの様子を観察するため、府立植物園に行ってきました。
到着すると、何か事件でもあったのかと思うほどの人だかり。
入園時に受け取ったビラを見ると、明治天皇誕生日や日本国憲法公布日に関係あるのかは分かりませんが、
国民文化祭なるものが開かれているようです。おかげで入場料が無料になりました。
他のお客さんがイベント会場を目指す中、我々は温室へ海外の植物を見に行きました。
真っ赤な竹、マンゴー、パパイア、サボテン、食虫植物、奇妙な形の葉っぱなど、
温室には、キソウテンガイな植物がたくさん植えられていました。
温室を脱出したあと、植物生態園という日本に植えられている樹木が
数多く植えられているエリアに行きました。
身近にある樹木を覚えていきたい私たちにとってはうってつけのエリアです。
見たことはあるけれど名前が出てこなかったり、分かる木と分からない木がやる気をそがない良いバランスで植えられていました。樹木同定の練習にはよいところです。入場料無料の日を見つけて、また樹木観察会を開きましょう。
丸山

Monday, October 31, 2011

THE COVE 上映会

10/31の放課後、農学部の一室を借りまして一時期話題となっていた「THE COVE」の上映会を行いました。

この映画は野生動物保全の問題とも関わってきますし、ぜひとも一度メンバーで鑑賞し意見を交換してみたい、との考えから開催となったものです。

プロジェクター、音声環境が整った部屋でしたので、思った以上に臨場感があふれ楽しむことができました。
参加メンバーは6人。
鑑賞後、北部食堂で食事をとりつつ感想を述べていきましたが、この人数でもなかなか多様な意見が出て、やはり一筋縄ではいかない映画だなあ、と感じました。
良かれ悪しかれ、考えるきっかけづくりという意味では大成功の映画です。

また、ところどころ信憑性の疑わしい主張、作為的な表現もみられ、どこまで信頼できるか、と批判的な見方を養うのにもいい題材だと個人的には思いました。メディアが氾濫する現代社会を生きていく上でも必要な力ですしねw

よさげな映画が他にもありましたら随時上映会を開いていきたいなあ、と思います。
できればゆっくり意見交換する場も設けたいですね。


明日から11月ですが、今のところ樹木調査しか企画が確定していないので、何かほかにもやりたいなと思っています。実施したらば随時報告いたしますのでどうぞこれからもごひいきに。

藤井

Wednesday, October 12, 2011

白神山地見学

9月の20日から25日にかけて、渡辺、原田、藤井の3人で世界自然遺産である白神山地を見学してきました。

 白神山地、聞いたことはあるかと思
います。少し詳しく調べると…

白神山地(しらかみさんち)は、青森県の南西部から秋田県北西部にかけて広がる山地で、人の手が加えられていないブナ原生林からなる地域である。昭和29年発行国土地理院地勢図には白神山地の名称が使われているが、世界遺産登録以前には弘西山地(こうせいさんち)とも呼ばれていた。

…とのこと。wikipediaから引用しました。







 日本で始めて世界自然遺産に登録されたこの地域は、「バッファ エリア」と「コア エリア」の2つに分かれています。緩衝(バッファ)地帯に囲まれてコアとなる地域が保全されているのです。左上の写真はこのバッファエリアに入る直前からの白神の眺めです。保全地域に入る前からずいぶん山奥に入っていることがわかります。
 白神山地は多雪地帯であるため、大量の積雪に弱い針葉樹はあまり生えません。その為、矮性化(小型化)した広葉樹が生える、「偽高山帯」という森林帯が広がっています。





 どんどんと歩を進めます。本当に美しい場所でした。
 周囲の植生は、タムシバ、オオカメノキ、マルバマンサク、カツラ、コハウチワカエデ、ヤマウルシ、そしてブナが主でした。
 ブナ林は日本では珍しくない植生ですが、その中では白神山地は少し変わっています。多くのブナ林はなだらかな山地に展開する一方、白神山地では比較的勾配のきつい斜面にブナが多く生えています。この傾斜に加えて滑りやすい泥岩を多く含むため、地すべりが多く発生し、その結果として適度に撹乱が生じ、豊かな植生をもつに至ったと考えられています。










 右の写真が地すべり痕です。地すべりで植生が豊かになるというのは不思議に感じられるかもしれません。しかし、光のあたり方を考えて頂ければ納得しやすいかと思います。地すべりがおきて空を覆う大樹が倒れると、林床(地面)によく日が当たるようになります。樹種によっては木陰では育つことが出来ず、こういった空き地でしか芽吹かないものがあります。程よく撹乱が起こることで、バランスのよい植生が保たれることになるのです。





 今回の見学では弘前大学の先生方にたいへんお世話になりました。ここまでの写真は農学生命科学部助教授の鳥丸先生の調査に同行させて頂いた際に撮影したものです。また本来の予定では白神自然環境研究所の石川教授の調査にもご一緒させて頂くはずだったのですが、台風直後であったため残念ながら中止となってしまいました。そして特別の宿の手配や他の先生方との連絡にあたっては、弘前大学の石田准教授にたいへんお世話になりました。この場を借りて深くお礼を申し上げます。本当に有難うございました!


 夜行バスを駆使しての1泊6日の強行軍、大型台風の直撃(右写真)、夜の山道での濃霧など、なかなか体験できないほど大変な見学でありました。しかしそれだけ、得たものも大きかったように思います。
 スケジュールの度重なる変更や数々のトラブルをものともせず、最後まで無事に幹事をやり通してくれた藤井君、有難う!本当にお疲れ様でした。

 個人的には大学最後の夏休み、とても良い思い出を作ることが出来ました。お世話になったすべての方々に改めて感謝しつつ、筆を置きたいと思います。


2011年10月 原田

Saturday, August 20, 2011

SARM報告 7月12日~15日

今回、増田と丸山がSouthern African Regional Meeting(SARM) に参加してきました。
SARMとは南部アフリカの森林科学の学生たちで開かれるシンポジウムです。
今回は、南アフリカ共和国の5つの大学と日本の京都大学から学生が参加し、総勢50人近くの学生が参加しました。
何で日本人が?って感じですが、去年、韓国で開かれたIFSS(別ページ参照)でSARM開催の大学(ネルソンマンデラ大学)とフレンドリーシップを結んでいて、招待されたのです。また、ARM(別ページ参照)では日本に南アフリカの学生を招待しています。

7月12日
大きなホールで夕食を食べました。くじ引きで席を決め、自己紹介タイムを設けた後、全体の前で自分の左隣に座っている人を他己紹介していきました。
この日は夕食を食べるだけの日でした。
7月13日
午前中は4人の教授等による講義を受けました。山火事の話が多いな、とは思いましたが、基本的には日本での講義と同じような内容でした。
その後、みみずががんばって肥料をつくっているところを見学し、国際森林年記念植樹を行いました。
昼食後、講義の内容を受けたディスカッションがありました。僕は黙って、気配を消してました。
息抜きに(僕は息があがりましたが、)サッカーをした後、夕食をとって、
日本の林業についてプレゼンテーションをしました。拙い英語でしたが、みなさんの反応は暖かかったです。
7月14日
この日は大学を飛び出して、バスでいろんなところをめぐるフィールドワークの日でした。
大学の研究林を見せてもらったり、林業地で林業機械が丸太を運んでいるところを見せてもらいました。
夜はdiversity nightです。各大学がダンスや歌などのパフォーマンスを舞台上でします。
わたしたちはソーラン節を踊ってきました。
7月15日
午前中は教授陣の講義を受けたあと、ディスカッションをしました。半ば、ボーっとしてました。
各大学の学生からのプレゼンもありました。
次回のSARM開催大学はステレンボッシュ大学になりました。ケープタウンの近くです。
Mr.&Ms.SARMを決めました。Ms.SARMは日本にも来てくれたナターシャになりました。
日本からわざわざ来てくれたということが評価され、特別表彰でワインケースをゲットしました。
これにてSARM終了。

感想としては、
こんなに日本から遠く離れている南アフリカの学生も、
フィールドに出てサンプル取って帰って、研究室で分析したりしているんだなあ。
当たり前のことですが、なんかちょっと不思議なカンジ。
そういう学生と交流できたことは、これから後、一生の財産になると思います。


Tuesday, July 26, 2011

ARM2011報告 5月16~21日

こんにちは。東です。テスト中ですがそんなことはさておきARMの報告をしたいと思います。
IFSAの第二回アジア地域会議、通称ARMが無事、各方面への会計報告も含め終了いたしました。

助成金を提供してくださった各団体の皆様、後援してくださった皆様、今回少しでもご協力してくださった全ての皆様、本当にありがとうございました!!
なんと今回のイベントは京都大学のHPにも掲載され
また大学の環境報告書にも載せて頂けることになりました。
自分たちが0から企画しつくりあげたイベントをとりあげていただけ、メンバー一同とても喜んでおります(*^_^*)

URLはこちらです。
イベントの内容や写真などが掲載されています。
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news7/2011/110521_2.htm

今回の開催成功によって、
国境を越えた学生同士の情報共有および文化交流
日本の林業や森林の実態を知ってもらう
プレゼンテーションやワークショップを通して知識を深める
などの主な目標は達成できたと自負しています。

助成金集め、広報、食事や宿泊管理、visa手配、全日程分の英語資料づくりなどなど…
正直大変でした。

開催直前および開催中にはスタッフの睡眠時間の短さは限界を突破していましたが
最後の参加者アンケートで高い評価をいただけ、がんばったかいがあったと感じています!
開催してよかった!
このブログでは京都LCからの参加者兼スタッフであった私の主観で紹介します。ほぼ日記です。

15日(前日)
イランとフィリピンからの参加者を迎えに行く係をやりとげました。フィリピンからの参加者のvisaが間に会っていて安心しました。情報が錯綜して途中で京都にたどりつけるのか心配になったこともありましたが無事に宿まで送り届けることができました。

16日、17日
オープニングセレモニー後、芦生研究林で実際に日本の森林を知ってもらうプログラム。先生方のスピーチやプレゼン(もちろん英語)は非常に素晴らしい内容で、勉強になりました。芦生の山の中には雪が残っている部分もあり、東南アジアからやってきた雪をみた事のない参加者が大興奮していて、こちらまで楽しい気分でした。また、この二日間で、日本には山地が多いが急峻な山が多いということを理解してもらえたかなあと思います。参加者全員からのプレゼンに対しては、随所で活発な議論が行われました。ちなみに私は前にたって英語でプレゼンしているとき緊張しすぎてちょっと手が震えてました(笑)

18日
北山林業を見学しました。中田さんが実際に木にのぼった様子をみて「ninja!」と言っていた参加者が印象的でした。磨き丸太の美しさもよく伝わったようでした。夜はカンフォーラで懇親会を開き、京都大学から参加者にcertification(プログラムに参加した証明書のようなものです)が送られました。

19日
伝統的木造建築に触れた一日でした。一般公開されていない清風荘の茶室を見学した後、奈良の木造建築を訪問しました。
普段は入ることのできない工事中の興福寺中金堂の見学、また東大寺拝観を通して、日本の伝統的な巨大木造建築のことをよく知ってもらえたと思います。夜にはインターナショナルナイトという交流会を開きました。この交流会には各国の食べ物を持ちこみ各国の踊りやゲームなどを披露します。みんなで食べて踊って楽しい時間をすごしました。



20日
吉野林業地の見学でした。吉野の山は今回実際に立ち入る場所の中では一番急でありましたが、昨年韓国で行われたIFSSというIFSAの世界会合ではもっと急なところを登ったそうで、みんなすいすい登っていました。吉野の山で杉を見上げながら興味深い説明を聞くことができました。また、ワークショップでは今後のアジアでのIFSAの発展に必要なことを話し合いました。

21日
クロージングセレモニー
表彰の後、みんなで大きな鶴と小さな鶴にメッセージをかいて折りました。以外にも海外からの参加者もすらすら折れていました。小さな鶴は最後に交換して記念に持って帰ってもらいました。ちなみにわたしはイラン人のトゥランのものがあたりました。解散後は希望者(ほぼ全員)で京都観光へ。私はショッピング希望者を案内しましたが、人が溢れている土曜日の四条の繁華街で外国の方たちを連れまわすのは想像を絶するしんどさでした。今となってはいい思い出ですが。

そんなこんなでARMは期間中滞りもなく順調に進み、成功に終わりました♪

今日本では、新たに北海道にIFSAが設立され、名古屋でも設立の動きが起こっています。
名古屋での設立は、このARMがきっかけとなったようで嬉しい限りです。

これをうけて、京都のIFSAもますます精力的に活動したいところです。
今回のイベントで見えた課題は
平均英語力向上の必要性ですね。がんばりましょう!

Tuesday, June 7, 2011

樹木観察会@大文字山【2011.6.4】



6月4日(土)9時半から、大文字山にて樹木観察会を行いました。
今までは樹木調査という名目で行っていましたが、特に調査をしているわけではないのでこれからは「樹木観察会」ということで。

参加人数は5人。うち新入生ゼロ、全員男というむさくるしいメンバーでしたが、直前に3回生が大文字山で実習を行ってきたこともあり、復習をかねた有意義な観察会となりました。

樹木識別のエキスパート辻井君を中心に、目に入った木々を逐一同定していきます。
知らなかった木は、押し葉にして復習するために葉っぱを少し持って帰りました。

                         これがフジかあ~!!
今回は計50種近くを見つけました。大文字山って意外と植生が豊かなんですね。
たくさん出てくる木は何回も復習できるのでわりとすんなり覚えられます。
これは辻井君にもわからない、図鑑を見てもいまいちわからない謎の木です。
後日調べたところカマツカっぽいという結論に達しました。

気になる木を調べて、名前を知るだけでも楽しいですが、名前・特徴を覚えて、ぱっと見ただけで何の木かわかるようになると楽しさは倍増します。
それに、なんかかっこいいですよね。

森林科学を学ぶものとして、これからもこの活動は継続していきたいですね。
藤井。


Wednesday, May 11, 2011

京都府立植物園を散策してきました【11/05/08】

こんにちは。GWも終わりましたね。新入生も大学に慣れてきた頃でしょうか。
GW最終日である5月8日は、四人の新入生と一緒に京都府立植物園を散策してきました!
来てくれた新入生には本当に感謝です^^

時計台集合後バス停に向かいましたが、待ち時間が長かったため、バス組と徒歩組に別れて現地で合流することに。植物園に着くと、予想以上に広い!!という驚きの声が新入生の中から出ていました。

広い園内に入り、まずは温室を見学しに行きました。この日はとても暑かったため、温室に入った当初は別に外の暑さと大して変わらないように感じられました。ちょうどこの日までフクシア展が開催されていました。

フクシアは熱帯や亜熱帯中心にみられ、かわいらしい花をつけます。日本の植生では見られないような植物が見られるのも温室の醍醐味ですね。

普段の京都周辺でのフィールドワークでは見られない植物に囲まれて、メンバーも興味津々です。

参加してくれた新入生たちもたくさん植物の写真を撮っていました。
熱帯の植物には、よくその果実が私たちの食卓にのぼるものの実はどんな木なのかは知らない、というものも少なからずあり、とても勉強になりました。砂漠エリアなどでも、一口にサボテンと言っても多種多様であり、見ていて飽きることがなかったです。そしてなぜか、サボテンの日本名はかっこいいものが多かったです(笑)

温室を一通りめぐってからは、昼食をとりながらいろいろお喋りしました。昨年度の活動報告も新入生のみなさんに見てもらえたので、IFSAのことが少しでも伝わっていればと思います!

その後、園内の森をぶらぶらと散策してから解散しました。
季節によってきっと全く違う魅力があると思うので、是非また訪れたいと思います。
来てくれた皆さん、暑い中ありがとうございました♪
以上、東でした。

Sunday, May 1, 2011

ARMまであと二週間!+新歓情報

こんにちは。
現在IFSAメンバーはARM(AsiaRegionalMeeting)に向けて
こなすべきタスクにまみれております。
15日には海外からの参加者が日本に到着するということで
今が忙しさのピークです。がんばります。
ARMがどんなイベントか気になった方は、過去記事をみていただければ
昨年夏のIFSS(平たく言うとARMの全世界版)や、前回のARM@台湾の記事から雰囲気はわかって頂けるかなあと思います。


新歓にちょこちょこ新入生が顔を出してくれるのが嬉しい今日この頃ですが
もっとアピールするために五月の新歓の日程も書いておこうと思います。
団体名さえ覚えれば検索すればいろいろわかる、便利な時代ですね!

5月8日(日)
10時に時計台集合で植物園に行きます。みんなで和気あいあいと見て回りましょう!

5月9日、23日
18時15分に時計台前集合で説明会を行います。気軽にのぞきに来てください。

東でした^^

Wednesday, April 6, 2011

2011年度新歓

こんにちは!いよいよ明日は京大入学式です。
新年度といえば、大学に人が増える→つまり勧誘の季節。
という訳でIFSAの新歓イベントやサークル説明会について宣伝してみようと思います♪
IFSA?なにかわからないけど気になる…
そう思った皆さんは学部・回生問わず是非気軽に参加してみてください。

今回は四月に行うものを紹介します。まずは休日イベントです。

4月10日(日)お花見@鴨川
  13時30分に出町柳駅の叡電側改札口に集合してください。
   桜を見ながらお菓子を囲んでお話しましょう!

4月17日(日)BBQ
  10時に時計台前集合です。

4月24日(日)大文字登山
  10時に時計台前集合です。歩きやすい靴で来てください。
  山でご飯たべます!
  大文字山からの景色を楽しみましょう。

ここからは、平日に行う新歓説明会です。

4月8日、11日、22日、25日の18時30分から
IFSA単独の説明会を行います。
18時15分に時計台前に来てください。メンバーが会場までお連れします。
気軽に参加して、活動についてどしどし質問してください。     

また、4月の20日、26日には
環境・農業系サークルが集まって行う合同説明会があり、私たちも参加しています!
両日とも
吉田食堂で18時30分から開催されます。
一気にいろんなサークルが見たい方におすすめです。
IFSAもよろしくお願いします^^

説明会は途中参加・途中抜けもOKなので、ふらりと立ち寄って頂ければと思います。

以上、東でした。

Wednesday, February 23, 2011

2月11日 針江の川端(かばた)訪問

こんにちは。もう入試も目前です、春が近づいてきましたね。新しい季節が待ち遠しい!東です。
テストも終わった先日2月11日に、滋賀県針江地区を訪ねてきました。
針江地区には日本でも珍しい水の文化があります。 比良山系に降った雪、雨が伏流水となり各家庭から非常に綺麗な水が湧き出ています。現在でも、人々はこの自噴する清らかな水を飲料や炊事と言った日常生活に利用しています。このシステムは川端(かばた)と呼ばれています。

非常に寒く集合時点で雪が降っており人数少なめでの訪問となりましたが、2回生はまさかの全出席でした。ありがとうございました(笑)

ぐだぐだしながらも電車で針江地区へと向かい、まずはお昼ご飯を兼ねて琵琶湖沿いの風車村へ。
みんなで餌をあげました。




そしてその後は、閑静な街並みを通り抜けつつ針江地区に向かいました。家々の間をぬって本当にたくさんの水路があり、きれいな水が流れていました。




無料・予約なしでオッケーの酒蔵見学にも参加してみました。水が140年前から絶えることなく湧き続けているそうです。試しに飲んでみるととてもまろやかでした。この地域の豊かな湧水に支えられたお酒造りについていろいろな説明を聞かせていただいた上、なんとおいしい日本酒の試飲まで!いい水からできるいいお酒を飲んで、水と生活のつながりについて考えさせられました。森林管理と水資源は深くつながっているので、今度はこういうテーマで勉強会を開いてみるのもいいかもしれませんね。




川端についてのお話も聞くことができました。家庭内では湧水を、飲み水として使う→洗い物など→魚が汚れを食べる→きれいになった水が流れていく、という順序で使用しているそうです。使いっぱなしではなくきれいな状態に戻すというのがエコですね。水とのこういった共存が地域の方々の意識によって今も続けられている様子は、比較的都会育ちの私にとってはとても新鮮かつ魅力的で、思わず自分のライフスタイルについて考えてしまいました。

勉強になるお話を伺えてよかったです♪ありがとうございました。